企画委員長インタビューその6|受賞者の共通点、発表に期待することとは?

第一線監督者の集い:名古屋 企画委員長の大同特殊鋼株式会社 家田一美さん(技術企画部 技術企画室 主任部員)に日本能率協会 田頭信彦がお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

受賞者の共通点、発表に期待することとは?

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田頭
優秀事例賞(杉山友男賞、大野耐一賞)を受賞された方々に共通する点はございますか?
また、どういった点が評価されて、会場の参加者から多くの投票数が得られたとお考えですか?

家田
まずは共感でしょうね。

企業名や会社の規模とは関係なく、「うちと同じだな」ということです。
そして、恐れず臆さず勇気を持ってことにあたること。
要するに、堂々とやり遂げたんだなということなんですね。

発表の中には、ややもすると自意識過剰かなと感じられることもあるのですが、裏を返せば「自分がやらねば誰がやるんだ」という主体性でもあります。
そういった点が評価されたのではないでしょうか。
発表の良し悪しや会社の規模は関係ないですね。

共感といってもさまざまですが、特に指導方法でしょうか。
どういった場面でどんな指導を行うことで、部下をよい方向へ導くことができたか、そのプロセスは誰もが通る道でしょうから、多くの人の共感を得られやすいというのはあるかもしれません。

また、自分に対して自己犠牲を強いるのではなく、自身の最大のパフォーマンスを発揮するにはどうするのがベストなのかを模索することが大切です。
無理なオーバーワークは自分自身が潰れてしまいます。
ひとりの力は限られているので、上手に協力体制をつくるヒントがこの事例発表から見えてくるのではないかと思います。
たとえば年上の部下をどう使うか。
そんな知恵やアイデアもここから見えてくるのではないのでしょうか。

田頭
来年1月の本催しでご発表される方にはどのようなことを期待されますか?

家田
発表に際し、上司のチェックが入り、ああしろ!こうしろ!と、いろいろな肉付けがされて、本来の形がなくなってしまい「こんなことならもうやらない!」となってしまうこともあるかもしれません。
もちろん企業としての「表の顔」もあるでしょう。

しかし、「発表者の素の自分、本音の生の声が聞こえてくるような発表」を期待しています。
きれいにまとまった成功事例ではなく、そのプロセスの中にある、「赤裸々な失敗や紆余曲折こそが大切」だと思っています。

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