トヨタ自動車九州インタビューその2|発表内容で最も苦労したこととは?

第11回 第一線監督者の集い:福岡(旧第一線監督者の集い:九州) 最優秀事例賞受賞者のトヨタ自動車九州 苅田工場 パワートレーン部 第2エンジン製造課 工長 日高明博様にお話を伺いました。日本能率協会の成富一仁がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

発表内容で最も苦労したこととは?

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成富
今回、第一線監督者の集いで発表され、最優秀事例賞を受賞されましたが、どのような感想をお持ちになられましたか。

日高
まず私が会社を代表して発表の場所に出るのにふさわしいかどうかについて、少し戸惑いがありました。

ですが、上司や先輩方の推薦もあり、やはり意味のあることだろうと思うことにしました。

第一線監督者として苅田工場から発表したのは、私が初めてになります。
あとに続く後輩たちのためにも、希望になれたらいいと考え、挑戦してみることにしたのです。

そこで、自分自身や工長になりたての頃にいっしょに働いていた職長との活動を振り返り、良かったことと悪かったことを総括してまとめました。

苦労したことが次々によみがえり、今となってはその苦労が良い成功体験になったと思っております。

成富
今回の発表内容で最も課題に思っていたこと、苦労したことはどのあたりでしょうか。

日高
アクスルラインという今まで生産したことのない新しいラインが、愛知県のトヨタ自動車から弊社へ移管される話がありました。

最初に話を聞いてから、実際に生産に入るまで約10カ月です。

そのころ、生産要員が不足しており、短い期間で生産できる体制を整えなければなりません。

どうやってメンバーを育成し、生産要員を捻出するかが、大きな課題の1つでした。

また、職場を管理する、監督者を育てなければいけません。

当時の監督者も新任で十分に育っていたわけではありませんから、職長として力量をつけてもらう必要がありました。

初めに監督者としてやるべきことを明確にし、ターゲットを決めました。

計画的に目標達成していくために、どんなことをしなければいけないのか、コミュニケーションをとりながら根気良く進めていくのには、とても苦労しました。

2つ目は既存の職場から新ラインへ中堅層の異動をしてもらい新たに新人を受け入れた事で全組の職場力が低下してしまいました。

職長から「ベテランが抜け新人が増えて職場力が低下した!」と不満の声が出たこともありました。

そのときは理解してもらうため膝詰めで向き合い新しいライン立上げの重要性と、それが苅田工場にとってどれだけ大きな意味を持つかを理解してもらうように努めました。

成富
そうなのですね。

日髙
人を育てるための活動は、4Sを通じて進めようと考えました。

職場の力を落とさないためには、ルールを守らなければいけません。

4S活動を通じてそこを教育していきました。

改善の着眼点は上から指示されるより、現場に近いメンバーが気づくことが多いものです。

現場で見つけた改善の着眼点を軌道に乗せ、成功体験をどうやって積ませるかについては、私がこだわりを持って進めてきたところです。

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