会津オリンパスインタビューその3|仕事のモチベーションになっていることとは?

第12回 第一線監督者の集い:福岡(旧第一線監督者の集い:九州) 最優秀事例賞受賞者の会津オリンパス株式会社 製造部1部品工作グループ 表面処理加工チーム 二瓶健一様にお話を伺いました。日本能率協会の成富一仁、平井希実がインタビューします。
また、本インタビューは、二瓶様上長の吉田様、会津リーダー大会事務局長の海野様、第一線監督者の集い:名古屋企画委員の重盛様にもご協力いただきました。

お役職は以下の通りです。

吉田正勝様:会津オリンパス株式会社 製造部 1部品工作グループ グループリーダー
海野徹様:会津オリンパス株式会社 第1技術部電気技術グループ グループリーダー
重盛孝様:オリンパス株式会社 製造部門 製造統括本部 製造企画部 OTS グループリーダー
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

仕事のモチベーションになっていることとは?

平井
今、二瓶さんが、お仕事の中でモチベーションにされているのはどういったことでしょうか?

二瓶
メンバーの中に、右腕左腕を作らなければということを強く思っています。
私の次のチームリーダーが困らないような優秀なメンバーを残すというところをモチベーションにして、現在は、ラインリーダー教育に力を入れています。

平井
二瓶さんが考える優秀な右腕左腕とは、どのような素養を持った方なのでしょうか。

二瓶
もちろんコミュニケーションがとれることや、私もそうですけれども、どれだけメンバーのことを思って厳しく叱れるかといった、人間的な面が大切でしょうね。
また表面処理加工チームは、いろいろなメッキの様相など難しい面がありますので、そうした仕事の知識もしっかりと勉強させて、表面処理の技術技能レベルを向上させるような取り組みをしています。

平井
部下の方の育成をされるうえで、二瓶さんが大事になさっていることを教えてください。

二瓶
とにかく私が課題を与え、部下には責任を持たせて最後までやらせるということ。もう1つは表面処理加工の講習や研修があれば、積極的に参加させ学ぶ機会を与えるということを考えています。

発表大会を継続する為の工夫とは?

平井
会津オリンパスさんのリーダー大会についてもう少し詳しく教えていただけませんか?

吉田
会津オリンパスでは、年に2回、春と冬に大会を開催しています。春はチームリーダー、冬はラインリーダーがメインとなり、各ラインリーダーや、プロジェクトチームのリーダーといったメンバーを集めて、発表会をおこなっています。
チームリーダー大会は、チームリーダーになってから2年目、もしくは3年目のチームリーダー全員が発表する大会です。
このチームリーダー大会は、これまで10年以上継続してやっています。
もともと会津オリンパスだけで開催していましたが、「こういう大会は育成の場としていいね」ということで、他の工場よりゲストとして参加され講演もしています。このように続けているというところから、優秀なメンバーが育ってきているのではないかなと思います。

成富
継続と全員参加というところがすごく特徴的だなと、お話を聞いていて思いました。

吉田
この大会は「笑いをとらないといけない」という課題がありレベルが高いのです。
話の内容が良くても「笑いがないじゃないか」そういう文化も会津の中にはあります。これも暖かく人を育てるような会津の風土だと思います。

二瓶
「第一線監督者の集い」にて最優秀賞をいただいたので、今回(12月)のラインリーダーの大会では、ゲストとして発表をしたのですが、他発表した4人のリーダーのほうが素晴らしかったです(笑)。

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