トヨタ自動車インタビューその4|「人を動かすこと」への共感とは?

自分のやってきたメンバーを動かすことと成長をまとめるうちに、社内での共感が広まり、「第一線監督者の集い・名古屋」前に行われた社内発表会が大きな自信になる。今回発表のキーワード、「線1本に魂を込める」が浸透する!自分の経験を最大限伝えることが使命だと思って参加!

第一線監督者の集い:名古屋 発表者のトヨタ自動車株式会社 伊藤敦志さん(本社テクニカルセンター ボデー統括部 ボデーCAD課 GL)に日本能率協会事務局(JMA)がお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

「人を動かすこと」への共感とは?

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JMA
日々そういった苦労もされる中、「第一線監督者の集い」の発表の準備にも、かなりの時間をかけていただいたと思いますが、社内でのQCの発表時から、リニューアルといいますか、変更されたところはどういった点でしょうか。

伊藤
QCの発表ですと、どうしてもそれぞれの七つ道具をアピールする必要があるのですが、今回は人の動きと成長についての発表をするというところで、七つ道具についてはサラッと流し、そこでどういうふうに人が動いたかということをメインにまとめ直しました。

自分のやってきたことのほうが、正直言ってまとめやすかったですし、そちらのほうが楽しかったです。

社内の大会に出る前には、プレゼンやリハーサルなどは何度かあったのですが、今回の「第一線監督者の集い」に関しては、QCでの発表時の流れもキープしているし、職場ではもうみんな理解しているからと、特に、リハーサルなどはやっていませんでした。

ただ、人の動きをどう入れるかというところで上司といろいろと相談をしていたところ、発表内容が“人を動かす”という点にすごく共感してくれた設計者が何人かいて、運がいいのか悪いのか、「第一線監督者の集い」の前に、設計者2~300人集めて講堂で発表しろ!ということになりました。

でもそこで発表したら、今度は設計者の方たちから結構共感が得られましたので、それがかなり自信につながったという気はしています。

JMA
設計の仕事は技術者の仕事ですから、比較的ひとり仕事になりがちですよね。そこを、少し周りも含めて関心を持ち合うというか、そういったことの実感や共感があったということでしょうか。

伊藤
それもありますが、今回の発表の中に「線1本に魂を込める」という言葉が出てくるのですが、上のほうもそこをかなり気に入っていただけたようで、何かに付けて使ってもらえる言葉になりました。

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