ソニーセミコンダクタインタビュー|第一線監督者にとって必要な2つの役割とは?

第一線の現場で頑張る改善のリーダを教育する仕組みを会社の中で作っていました。

第一線監督者の集い:九州の企画委員長 ソニーセミコンダクタ松本 博史さん(熊本総務部 統括部長)に日本能率協会 成富一仁がお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

第一線監督者にとって必要な2つの役割とは?

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成富
--はじめに、松本さんの現在のお仕事についてお聞かせください。

松本
僕は、今まで改善の指導を中心にやってきました。
ソニーの中では、国内と海外の事業所のほぼ全域を足かけ10年ぐらいかけて改善指導をしていました。

今回新たに、総務という新しいフィールドで仕事をするようになりましたが、僕の会社生活の半分近くはものづくり現場の改善に携わってきた感じです。

成富
--第一線監督者の方々とはどのような関わりがあるのでしょうか?

松本
第一線の現場で頑張る改善のリーダを教育する仕組みを会社の中で作っていました。

それから、トレーナー研修を6年ぐらいかけて実施していました。

また第一線現場で働く方、特に製造現場のメンバーに対しては改善のやり方であるとか心の持ちようについて、4ヶ月ぐらいの教育を実施していました。
4ヶ月の中身は、月に1回の集合研修を2泊3日ぐらいで、知的な部分と現場で実践する内容を組み合わせた改善研修になっています。

そこが第一線監督者のメンバーと関わっていた時期だと思っています。

その後、僕は第一線現場のメンバーだけではなくて、世界中の工場のトップ層から第一線現場のメンバーにむけてソニー独自の改善手法を4~5年かけて広めてきました。

成富
--従来と今では第一線監督者の役割は変わってきているのでしょうか。

松本
第一線監督者の役割は今も昔もそんなに変らないと思っています。

大きく第一線監督者の役割は2つあり、1つ目が、安全だと思っています。
特に彼らの指導によって人命を守ることが最重要だと感じています。

2つ目は生産に対する責任があると思っています。
生産に対する責任に必用なものは、知識とリーダシップと経験ではないでしょうか。そういう素養を持ったリーダのもとだと当然オペレーターも含めて充実した生産ができるかと感じています。

いま言った2つが第一線監督者の重要な役割だと思いますね。

成富
--ありがとうございました。

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