日産自動車九州インタビューその4|発表者を選ぶ基準とは?

第12回 第一線監督者の集い:福岡(旧第一線監督者の集い:九州) 企画委員の日産自動車九州 iFA推進室 現場管理推進グループ シニアスタッフ 野田安則様にお話を伺いました。日本能率協会の成富一仁がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

発表者を選ぶ基準とは?

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成富
第一線監督者の集いの話に関係してきますが、発表者を選ぶときは工長クラスから、それとも係長クラスからですか。

野田
3年前まで教育担当係長がずっとやっていました。
「第一線監督者の集い」になってからは現場に近い工長を出すようになりました。
第一線で活躍していますし、参加する事で得るものも多いと思います。
今年も出るのは工長です。

成富
2年前の釘村さんは最優秀事例賞に輝きました。
その印象が今も強く残っていて、きっと活躍されているのだと思っています。

野田
彼は今もすごく活躍しています。
現在はプロジェクト業務を担当し活躍していると聞いています。
次回は、彼のその後についてインタビューしてあげてください(笑)

人前でプレゼンすることにより、度胸がつき、学ぶことも色々あったと思います。
いろんな方と接し、話しを聞いて感じるものもあったでしょう。
そういう部分を実務で十分に発揮してくれているので、非常に助かります。

逆にいうと、係長より工長を行かせた方が伸びしろが大きいのではないでしょうか。
だから、これからも工長に経験を積ませるため、工場の中で選抜していこうと考えているのです。

成富
第一線監督者の発表者に御社では工長を出していただいていますが、他の会社を見ても学びはありますか。

野田
参加した人には、「学び」は絶対にありますよ。
特にダイハツ様やトヨタ様の発表には、みんなが興味を示します。

同業他社様では、同様の悩みを持っていますから共感や気づきもあると思いますし直ぐに役立つヒントや答えをいただけます。参考になる事、する事も多々あります。

一方で異業種から学ぶ事も大切だと思います。業界が違うからこそ学ぶべき点も多々あるという事です。モノづくりの思想や感性の違い、企業文化等参考になります。

ベンチマークという点でも行ってもらっているのです。
それから、昨年の最優秀事例賞TOTOの久野さんの話は非常に良かったと思います。

成富
ちょうど先週、久野さんにお会いしました。
その後の活躍ぶりをお話しいただきましたが、外部でかなり講演をしているそうです。
声がかかるのでしょうね。

野田
プレゼンもうまかったし、内容も非常に良かったです。

参加するからには何か自分で目的を持って参加してほしいですし、そこで「何を学び、今後どのように活かすか?」が一番重要な事で、その後に差がついてきます。

参加する人には「その部分を自分なりに整理して臨んでほしい」と常にいっています。

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