トヨタ紡織その12|ものづくりは人づくりの真意とは?

斎藤
今日お話を伺っている中で、近藤さんを盛り立てよう、育てようなどという皆さんのお気持ちをとても感じたのですが、御社の風土として、後に続く人を育てていくことに力を入れていらっしゃるのですか。


村田
前回も刈谷工場の堀が受賞していることもあり、一過性で終わらないようにという思いはあると思います。
他人事で「誰かがやってるね」ではなく、「次はうちの工場だ」という意識をもって、良い意味での連鎖を続けようという風潮がある会社だと思います。

斎藤
次に続く方がどんどん出てくると良いですね。

村田
やっつけで1週間2週間で準備して本番へ、というものだったらあまり意味がないと思います。
今回4月から約1年間ずっとじっくり取り組んだことによって、プレゼンテーション能力の向上はもちろん、資料をつくる勉強にもなり、ものごとを人に伝えることの難しさを勉強し、乗り越えてもらったと思います。
今後職位が上がってくれば、社内の改善事例などいろいろなことを発表する機会は増えてきますので、そういう意味では非常に良いスキルが身についたのではないかと思います。

斎藤
単に発表するということだけではなくて、それを通した期間での学びということですね。

村田
今回じっくりと構えることができたので、プレゼンテーション資料の色ひとつとっても、聞く側の印象の違いなどについてじっくり考えて準備できたと思います。
そういうところをよく勉強してくれて、多くのことが身についたのではないかと思います。

斎藤
これまでのご自分をあらためて振り返ることができた機会でもあったのではないかと思いますが、いかがですか。

近藤
そうですね。
振り返ることでまた新たな目標も見えてきました。

村田
先ほど近藤から、ウレタン工程にとどまらず、前後工程にもう少し目を向けていきたいという話がありました。
製造部は少し縦のつながりが強く、ウレタン製造からプレス工程など6課くらいあるのですが、横のつながりがなかなか無いということに気付いたので、もう少し前後工程まで全体を見るようなチャンスをつくってあげたいと思います。

桝谷
私自身もそうなのですが、先ほど言っていた生産技術部や保全など、ウレタンに関しての技術を上げていくうえで必要な部署とのやり取りをもう少し広げてもらいたいと思います。
そして世界1位をめざせるウレタン工程をつくり、それを成し遂げられる人材もつくりつつ、近藤も育ち、近藤も誰かを育てる、ということを望んでいます。

水流
近藤さんはご自身の特徴や弱みなども踏まえて、今までどんなことに悩み、どう歩んできたか、経験されたことを振り返ることができたと思います。

頑張りがこういった賞というかたちで認められたことは、本当に素晴らしいことだと思います。
資格を取って自信がついたときのように、今回の賞を頂いたことが、また大きな自信となり、近藤さんの更なる活躍に繋がっていけばと思っています。

斎藤
皆さま、ありがとうございました。
(終)

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